資生堂のスキンケアシリーズ「アクアレーベル」では、保湿乳液として「トリートメントミルク」が展開されています。中でも「しっとりタイプ」と「とてもしっとりタイプ」は、肌の状態や使用シーンに合わせて選べる2種が用意されています。
この記事では、両者の違いについて、配合成分や使用感の観点から丁寧に比較し、それぞれの選び方の参考になる情報を紹介します。
トリートメントミルク「しっとり」「とてもしっとり」とは?
アクアレーベルのトリートメントミルクは、薬用保湿乳液(医薬部外品)として販売されており、肌のうるおいを守る処方が特徴です。
- しっとりタイプ:軽やかなテクスチャーで、ベタつきを感じにくい使用感が特長です。
- とてもしっとりタイプ:よりコクのある質感で、肌にしっかり密着するような使用感が特徴です。
どちらのタイプにも保湿成分としてナイアシンアミドが含まれていますが、その他の油性成分の有無により、使用感や保湿持続感に違いが生まれています。
配合成分の比較と特長
公式情報をもとに、2タイプの主要な保湿成分の違いを整理しました。以下の表に、代表的な成分とそれぞれのタイプへの配合状況をまとめます。
成分名 | しっとりタイプ | とてもしっとりタイプ |
---|---|---|
ナイアシンアミド(保湿成分) | ◯ | ◯ |
アミノ酸系成分(グルタミン酸、アラニンなど) | ◯ | ◯ |
パルミチン酸レチノール(整肌成分) | × | ◯ |
ホホバ種子油・スクワラン(エモリエント成分) | × | ◯ |
このように、「とてもしっとりタイプ」はエモリエント成分が加わっており、乾燥が気になる方やしっとり感を重視する方にとって心地よく感じられる処方となっています。
使用感の違いを比較
しっとりタイプ
- 水のように軽い感触で、肌にすっとなじむ使用感が特長。
- 表面に残りにくいため、朝のスキンケアやメイク前の使用にも取り入れやすい。
- ベタつきが苦手な方に適した使用感といえます。
とてもしっとりタイプ
- やや重みのある乳液で、肌を包み込むような密着感があります。
- 夜のスキンケアや、乾燥が気になる季節・部位に使うことで、うるおい感を感じやすくなります。
- しっかり保湿したい方や、乾燥が気になるときにおすすめされる傾向があります。
使用感に明確な良し悪しはなく、肌質やシーンによって選び分けるのが基本です。特に敏感な肌の方は、事前にパッチテストを行い、肌の様子を見ながら使用することが大切です。
肌質や季節に応じた選び方
肌タイプ別の使い分け例
肌質 | 適したタイプ | 理由 |
---|---|---|
普通肌・混合肌 | しっとり | 軽やかな使用感で、肌なじみが良く使いやすいため |
乾燥肌 | とてもしっとり | 油性成分を含み、保湿持続力を高めた設計のため |
脂性肌 | しっとり | ベタつきを抑えたテクスチャーが快適に使える可能性がある |
季節による使い分けのヒント
- 春〜夏:皮脂が出やすい時期には「しっとり」タイプが使いやすい
- 秋〜冬:乾燥が気になる季節には「とてもしっとり」タイプが役立つことも
朝と夜でタイプを使い分けるという使い方も実践されており、肌状態に応じた調整が可能です。
まとめ
アクアレーベル トリートメントミルクの「しっとり」と「とてもしっとり」は、それぞれ異なる使用感と成分構成を持ち、肌質や季節、ライフスタイルに応じた使い分けがしやすいアイテムです。
- しっとり:軽やかな使用感で、メイク前や朝のスキンケアに取り入れやすい傾向があります。
- とてもしっとり:コクのあるテクスチャーで、乾燥が気になる時期や夜の保湿ケアに適しています。
どちらを選ぶかは「どのようなシーンで使いたいか」「自分の肌にどうなじむか」を軸に考えることが大切です。
商品の使用にあたっては、成分表示を確認した上で、自分の肌状態や目的に合わせた選択を行うようにしましょう。
今回の記事が、あなたにとって自分に合ったスキンケアアイテム選びの一助になれば幸いです。
コメント